夢の新築住宅の購入をお考えの方、もしくはすでに購入したという方は、新築ならではの美しさを数十年先も保ちたいと思っていることでしょう。そこで極めて重要なのがアフターフォローです。
ここではアフターフォローとは何かという基本的なところから、具体的なチェックポイントまで紹介します。
新築のアフターフォローの基本
まず新築のアフターフォローとは何か、そしてそのメリットを紹介します。また注意しなければならないアフターフォローの期限についても詳しく解説します。
新築のアフターフォローとは
新築のアフターフォローとは、新築住宅を購入したあとに実施する定期点検・補修工事のことを指し、別名「アフターケア」とも呼ばれます。一般的に、家を建ててから一定期間までなら住宅会社や、売り主側の負担で補修工事が行えます。
新築のアフターフォローをするメリット
新築のアフターフォローをしっかりと行うことには、新築住宅の美しい状態を長期間保てるというメリットがあります。また見た目の美しさはもちろんですが、その家の住みやすさを考慮した上でもアフターフォローは欠かせないといっても過言ではありません。
せっかく新築住宅を購入したからには、直後からアフターフォローのことを念頭に置いておきましょう。
新築の無償アフターフォローには期限がある
新築のアフターフォローで注意すべきなのは、自己負担無しで行うのには期限があるということです。基本的には住宅会社や売り主との契約内容によるため、契約書を確認するか、当事者に直接問い合わせましょう。
おおよそ一般的な目安として、購入から2年で住宅会社の無料点検期間が終了することが大半です。また法令上、築10年以内であれば、住宅の主要部分の欠陥について売り主が費用を負担して改修するように義務付けられています。「築2年」と「築10年」というふたつの期間はぜひ頭に入れておきましょう。
新築のアフターフォローのチェックポイント6つ
それでは新築のアフターフォローを受ける上で、チェックすべきポイントを6つ紹介します。以下に挙げる箇所をぜひ一度確認してみてください。
ドアや窓の建付けがよい状態か
木造建築によく見られるのですが、日頃ドアや窓の建付けが悪いと感じることはないでしょうか。これはドアやドア枠が歪んでいる、もしくは錆びていることが大きな原因です。スムーズに開閉できるかどうかを一度確かめてみましょう。
床材が浮いてきていないか
フローリングやタイルなどの床材が浮いてきて、踏むと軋む音がするときは、改修のサインです。とくにフローリング材が浮いている状態は、足に引っ掛けてしまう恐れがあり危険です。早めの対策を行いましょう。
壁紙が剥がれていないか、よれていないか
湿気や乾燥の関係で、壁紙が浮いてくる、またはよれてくることがあります。ボコボコと凹凸のある壁は、やはり清潔感がありません。壁紙の張り直しを検討するのがおすすめです。
施錠箇所の動きはスムーズか
家に長く住むにつれて、鍵の回りが悪いと感じることもあるのではないでしょうか。このとき鍵穴が錆びたり、奥に塵やほこりが溜まったりしている可能性があります。あまりにもひどい場合は、鍵穴そのものを交換してもらうことも視野に入れておきましょう。
水回りの水の流れはスムーズか、水圧は適切か
キッチンや洗面所、お風呂場の水の出方に異常が無いかも確認しておきましょう。最近、水圧が弱い、水が濁っているなどの不具合があるときは、改修をする必要があります。排水管につまり、汚れがあるかもしれません。
ガレージのコンクリートがヒビ割れていないか
多くの住宅で、ガレージの床にコンクリートが使用されています。コンクリートは頑丈ではありますが、長年車を出し入れしているとヒビが入ってしまうことがあります。床の強度や見た目を保つためにも、コンクリートがヒビ割れた場合は、ぜひヒビ直しの工事を行いましょう。
アフターフォローを重要視している会社の選び方
最後に、これから新築住宅の購入を考えている方に向けて、アフターフォローを重要視している住宅会社の特徴、選び方について紹介します。これまでお話してきた通り、アフターフォローは新築に欠かせないものゆえ、住宅を購入したあとも安心できる会社を選ぶことをおすすめします。
保証の期間、内容がはっきりと明記されている
新築住宅を購入する際、住宅会社とさまざまな契約を結ぶことと思います。そこで必ずアフターフォローについて確認しておきましょう。アフターフォローを重要視している会社は、そのことを大きく宣伝していたり、書面上でも細かく期間や条件、内容が記載されていたりしています。
会社がリフォーム事業を担っている
住宅会社の中で、住宅リフォームの事業も担っている会社があります。そのような会社は、改修工事についての知見もあり、安定したアフターフォローを受けられる可能性が高いしょう。しかしその場合でも、契約の段階で期間や条件については確認しておくことが重要です。
まとめ
せっかくの新築住宅を美しく保つためには、アフターフォローが欠かせません。住宅を購入した直後から、定期的な点検を続けることを心掛けましょう。
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