災害に備えた家づくり!家を新築するときの対策について詳しく解説

毎年、台風のシーズンになると、日本のどこかの地域で暴風雨の被害を受けた人たちや影響を受けて浸水した家屋に関する報道を目にします。また豪雨や地震など、わたしたちの日常生活と自然災害は決して切り離して考えてはいけないと言っても過言ではないでしょう。

 

本来住宅は住む人たちを守る役割をもちますが、予想される災害に対して、どのような対策を考えて新築するのがよいのでしょうか?そこで今回は、住宅を新築する場合を想定し、災害のタイプ別に注意すべきポイントをご紹介いたします。

新築するなら注意したい、災害のタイプ別対策

それでは、災害のタイプ別に新築時の注意点をご紹介します。なお、記事のなかで国土交通省によるハザードマップを紹介しています。実際にハザードマップを確認したい方は、こちらをご確認ください。

 

地震から家を守る方法

日本では、周辺に4つのプレートがぶつかり合う地理的特徴もあることから、どこに住んでいたとしても絶えず地震が起こる可能性があります。

 

そのなかでも、とくに地震多発地域で住宅を新築しようとする人は、地震による被害を抑えるための対策を講じることが必要です。

 

まず耐震性ですが、現在は1981年に建築基準法で定められた新耐震基準に基づき、住宅は設計され建築されます。この基準にしたがって建築された家屋は、震度7程度でも倒壊しないとされています。事実最大震度7であった東日本大震災では、新耐震基準に合わせて建設された住宅は、ほぼ倒壊することがありませんでした。

 

また家を建てる土地についても、周辺の状況を確認しておく必要があります。国土交通省や自治体が発行するハザードマップを見ることで、震度の影響の受けやすさ、地盤の液状化被害の危険性などが、ある程度わかるようになっています。

 

家に引っ越した後は、大きな家具や家電製品が倒れないように固定しましょう。パソコンやテレビのモニターの小さなものは、倒れて壊れないようにしっかりと固定しましょう。

 

洪水から家を守る方法

洪水は最も一般的な自然災害です。家の中に数センチメートルの水が入っただけで、数十万円もの修理費を払うことになります。しかし幸いなことに、洪水から家を守るための方法があります。

 

家を建てる土地を選ぶときは、洪水の危険性のある地域に建てるのではないことを確認してください。氾濫する可能性が低い土地であれば、通常は洪水から家を守れます。このような情報は、地震に関する情報と同じく、国土交通省や地域の自治体からハザードマップとして手に入れられます。

 

地域の浸水レベルよりも標高の高い土地を探し、窪地にある土地や、用水路や溜め池が近くにある土地は避けましょう。適切な土地を選んだ後は、水が家から排水されるように土地が適切に整地されていることを確認し、土壌浸食を防ぐために多くの木や植物を植えましょう。

 

もしどうしても浸水の危険がある土地に家を建てる必要がある場合は、高床にする、防水性の高い外壁を利用する、居住空間を2階以上に作るなどの対策を講じることもできます。

 

台風から家を守る方法

台風から家を守るためには、強風、土砂災害、そして高潮への対策が必要です。激しい力の風が家を引き裂き、飛来する瓦礫が家に衝撃を加えます。また大雨や高潮による水の影響で、深刻な土砂災害や洪水が発生することもあります。

 

土地を選ぶ際には、土砂災害や高潮に関するハザードマップが参考となるでしょう。また強風や飛来物による被害から家を守るには、耐衝撃性に優れたガラス窓を設置すれば、嵐の中でもある程度は家を守れます。最低限、窓ガラスが割れても飛び散ることがないように、飛散防止フィルムを貼っておくとよいでしょう。

 

なお台風が近づいている時は、洪水を防ぐための対策をとりましょう。雨どいや排水溝にゴミが溜まらないようにし、敷地内の排水路が確保されていることを確認します。家の近くの排水溝をチェックして、詰まっていないことを確認します。家の中に水が入ってきそうな場合は、高価なものを取り除くか、高い場所に置くようにしましょう。

 

火災から家を守る方法

火災は自然災害として地震の後などに発生することもありますし、人災として発生することもあります。火災から家を守るためには、耐火性の高い外壁の素材や防火ガラスを選びましょう。外壁には耐火等級という基準があり、級数が大きいほど長時間火災に耐えられます。

 

なお木造は火災に弱いと考えられがちですが、木造の柱は表面が焼けても内部までは焼けないため、なかなか燃え尽きることはないと言われています。

 

また周辺からの火災が及ぶことを防ぐためには、庭の草木や下草の手入れはしっかりとしましょう。ちなみにスプリンクラーを設置すると、芝生や敷地の水分を保て、火種が発生しにくくなります。

まとめ

災害に強い家づくりをするために考えるべきポイントをご紹介しました。新しい家を建てる前に、自分の家が自然災害に対してどの程度安全なのか理解しておきましょう。安全な土地に家を建てることで、大自然から受けるリスクを抑えられますし、より安全な家を建てることで、災害による被害を抑えられます。

 

諫早近辺で安全な家づくりを実現したい方、ぜひ「トミーズホーム」にご相談ください。共に災害対策を考えていきましょう。

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